新旧スチールカメラ/デジタルカメラ/交換レンズ-トキワカメラ

食い倒れ

ここ数回小生の旧知のBarの話題が続いて来たが、あと数回、ここから離れそうにない。

昨日Bar経営の旧知と食事を共にした後、彼が懇意としているBarへ飲みに行った。

彼にとっては同業ということで、廃業の報告と、今までの良好な関係を保っていた事に感謝の意を伝えるのが目的だった様である。

1時間の滞在であったが、彼らの会話を傍らで聞いていたが、実に興味深いものであった。

話題の核は、大阪のミナミの中心、道頓堀、法善寺周辺の飲食店、そこに集まる人々の流れや動向、志向のここ20数年の推移であった。

バブルの頃から始まり、現在に到る迄である。

立ち寄ったBarのオーナー曰く、今此の頃のお客の数は、バブル最盛期の半分、終電間際の時間には客足は途絶えてしまうそうである。

大手資本の“たこ焼屋”“お好み焼屋”“ラーメン店”が軒を占める。

融通が利く昔馴染みの店が年々減って来ている。

特に道頓堀と言えば、食の街であるとの印象が強いが、最近の志向、傾向は、“たこ焼”“お好み焼”“焼きそば”ひと舟、ラーメン一杯を数人でシェアをし、人ひとりが使う平均金額は¥1,200だそうである。

果して、胃袋を充分に満たして楽しんで帰っていただいてるのか、疑問である。

食い倒れの街大阪、露地の隅々まで散策して、食い倒れる迄飲食をして、楽しんで帰って頂きたいと思う。