町の名
小生の本籍地は大阪市中央区日本橋である。
地名の発祥でもある橋も、今も道頓堀川に架かって、現在も健在である。
大阪の繁華街の俗に言う、キタとミナミのミナミに属している。
20数年前になろうか、ミナミの発祥である、大阪市南区が東区と合併し中央区となり、方角の北と南が残り、ミナミの発祥と思わる南区が消滅した。
それとほぼ同時期に、小生の本籍も、日本橋から千日前に住居変更されるという話が持ち上がった。
住民の反対により変更はなされなく、現在に到っているのであるが、
この住居変更で、昔馴じみの町名も多く失われた。
畳屋町、三ッ寺町、八幡町、笠屋町、玉屋町、大宝寺町、鰻谷と、ミナミで遊びなれた方には、心地よい響きであろう。
町名を言われただけで、その街並みや雰囲気がすぐに伝わってきたものであった。
今でも小生の仲間内では、場所を伝えるのは、新住所では呼ばず旧住所名が使われている。
これと同様に国民の休日が変更になった事は、周知のとおりである。
成人の日、海の日、敬老の日、体育の日、いずれも何かのいわくがあって、日にちが決まったのであろう。
効率を重視し、本来の主旨が失われてしまうのは、いかがなものであろう。
住居変更と共に、何か納得がいかないものを感ずる。
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