夏の日の出来事
連日猛暑が続く中、暑中お見舞申し上げます。
大阪では天神祭の頃、夏の暑さのピークだと言われてきております。
御多分に洩れず、本年の暑さのピークを向えようとしているここ数日、小生も、資源のゴミの日であったので、空のペットボトル数十本ゴミ袋に詰めてエレベーターに乗り込むと、すぐ下の階で停止。
そこには小学校低学年生であろうかと思われる男の子が、真新しい夏色の青いマウンテンバイク風の自転車を押して、エレベーターに乗り込んできた。
夏休み早々、自慢の自転車で、朝早くから出掛けるのであろうか。
少年「おはようございます」と大きな声で上々のご挨拶。
小生が、少年が乗り込む間、エレベーターの“開”のボタンを押していると「ありがとうございます」と、高校球児のように丁寧にお礼を述べた。
エントランスに着くと、小生が又“開”のボタンを押し続ける。
少年は「ありがとうございました。いってきます」と夏の爽やかな風のように眩しい朝の陽の中に消えていった。
小生が住むマンションは、小学生から大学生に至るまで、きっちりはっきり目を見て挨拶できる子供たちばかりである。
小さなコミュニティの中であるからなのか、それとも代々引き継がれる伝統なのか。
いづれにしても“正”の連鎖である。
この夏一番の、爽やかな朝をおくれた気がする。
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